加盟する負荷試験業者への啓蒙や人材育成に注力する日本発電機負荷試験協会について、非常用発電機負荷試験の特徴や事例などを紹介しています。
日本発電機負荷試験協会という組織はあくまで一般社団法人で、当サイトで紹介している他の負荷試験業者とは異なる面があり、まずはその成り立ちから説明していきます。
東日本大震災時の後、非常用発電機として設置されていたにも関わらず、ちゃんと点検整備されていなかったために稼働することができなかった発電機が少なからずありました。それを受けて発電機の点検が義務付けされ、啓蒙と点検技術者の育成を目的として設立されたのが日本発電機負荷試験協会というわけです。
日本発電機負荷試験協会は英名がJapan Load Associationで、略称がJLA。保全策点検、負荷試験点検、内部監察点検、非常時燃料配送手配の4つのサービスをとりまとめて、JLAグループとして対応しています。
この4つのサービスには中心となる企業や財団法人があって、そこからの業務委託という流れで、JLA加盟企業が実際の点検作業を行う体制を構築しています。
日本発電機負荷試験協会は単なる業界団体というわけではなく、非常用発電機の負荷試験を担当できる専門技術者育成にも注力しています。
東京の日本橋には学科研修センターがあり、栃木県宇都宮には実技研修センターがあります。この2つの拠点では専門知識と専門技能を習得するための研修を実施。学科と実技だけでなく、任意ではあるものの現場同行研修も行うなど、実践的なカリキュラムを取り入れています。
日本発電機負荷試験協会の公式サイト内には「点検状況確認」というサービスがあります。
これは、施設名や点検シールの管理番号を入力することで、「点検報告書のダウンロード」や「過去の点検履歴の確認」を可能とするもの。PDFファイルで提供されるので、必要時に印刷するとしてもデジタルデータとして管理できるため、ファイリングの手間やコスト、探す時の利便性など多くのメリットを享受できるでしょう。
日本発電機負荷試験協会の公式サイト内で事例を見つけることはできませんでした。※2021年4月16日調査時点
全国対応
社名 | 日本発電機負荷試験協会 |
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所在 | 東京・日本橋 |
非常用発電機に専門特化し、負荷試験をはじめとする法令点検で全国対応可能な3社*を紹介します。